フォトマスター検定 1級 合格

昨年11月17日に行われたフォトマスター検定で1級に合格しました。本日、合格証が届きました。

 

1級のレベルは、フォトマスター検定のホームページに以下のように書いてあります。

「高度な知識と技法を試す
写真教室の指導者を目指すレベルです。
知識・技法の熟達を目指すステップ。
高度な知識技法が試されます。」

今回の受験者数が約4,500名でした。1級を受けたのが1,010名、合格者506名、合格率50.1%です。過去の年であると20%台ですから、20%も合格率が高いです。今回は問題が易しかったのかな。自己採点では81%の正解率ですから、決して良い方ではない。運が良かったのかもしれないです。また、2級と準1級のレベル差よりも、準1級と1級の差は少なかったような気がしたのも、合格率が高い原因かもしれない。

3級の勉強を始めてから、1級合格まで約6年もかかりました。今年69歳ですから63歳からやっていたことになります。年月がかかったのは、3級、2級、準1級、1級を受け、準1級は3回目の合格だったからです。

勉強法について

6年分の過去問題の準1級と1級を何度も繰り返しやりました。画像の左の6冊は「日本カメラ社」から出版されているものです。右の2冊は「日本写真企画」から出版されています。初めは右の2冊を使っていましたが、途中から「日本カメラ社」のテキストに変えました。理由は、①本が大きいので見やすい、②「日本カメラ社」は左のページが問題で、右のページが答えと説明なので、答えを見る為にいちいち巻末を開く手間がいらない、③答えの説明が豊富、などが理由です。

準1級からノートを取り始めました。過去問題で不得意なところを書き出していきました。最後にはノートが2冊になっていました。

ネットから資料を印刷しました。テキストでは説明不足と感じたり、不得意なところの資料を集めました。例えば・・・

① 光の三原色、色の三原色について、それぞれ円を書いて、2色が混合するときの色も書けます。

② レンズの収差、これは頻出問題ですよね。毎回絶対に出ます。

③ EV値について

④ ストロボの、ガイドナンバー、絞り値、ストロボの光の到達距離の関係

 

 

受験の感想

時間が足りなくなる。

1級は80分、80問ですから、1問、1分です。時間が取られるのは、計算問題と長文問題です。計算問題はストロボのガイドナンバー、絞り、到達距離の関係の計算なら桁数が少ないけど、画素数の計算をするような問題であると時間が取られます。電卓持ち込みなら良いんですが、今のところ不可です。長文問題は内容は意外と易しい様な気がします。問題には直接関係ないことも読まされているような気がする。

全く解らない問題は「×」を付けてすぐに飛ばす。長文は「△」を付けて飛ばす。わかる問題を最後までやってから、長文問題をやり、全く解らない問題は最後に回しました。5問ありました。

計算問題は1問も出ませんでした。これは珍しいような気がします。

 

1級まで合格して思う、他の検定試験とのレベル・・・

「航空検定1級」と比べると難しいと思う。「世界遺産検定1級」と比べると優しいと思う。「英検1級」と比べると遥かに優しいと思う。もともと内容が違うので比べる対象では無いと思いますが、感想です。しかし、「フォトマスター検定」の場合には、実際にデジタルカメラで撮影していて、パソコンで現像もできる人で無いと1級は難しいと思います。

1級に合格したからと言って写真撮影が上手くなるものでは無いと思います。また撮影が上手いと言う証明では無いと思います。でも撮影知識と技術には役立ったと思う。

何の役に立つの?

「検定を受ける」と人に言うと、「それって何の役に立つの?」と言われる。5割以上の人から言われるような気がします。こう答えます。「特に大きな得点は無いけど、勉強することに意義がある」。それと「単なる小さな目標です」。

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